車イスごと乗車するタイプで後部ドアからスロープを使って車内に運び込み、固定します。
ワンボックス車など車高の高いクルマに多くみられます。近隣の病院や施設の送迎など比較的近距離の移動に向いています。
価格面でも使い勝手もご家庭での日常のご利用には使いやすい車種です。
・日常で車イスを利用されている方
・車のシートへの乗り降りが大変な方
・車のシートに長時間座ることができない方
・車を普段使いにも利用したい方
主要メーカースロープタイプ 車種一覧
■トヨタ:シエンタ、エスクァイア、ノア、ヴォクシー
■日産:チェアキャブ(軽)、キューブ、チェアキャブ、セレナ
■ホンダ:N-BOX +、フリード+、ステップワゴン
■ダイハツ:タント、アトレー
■ホンダ:フレアワゴン
■スズキ:スペーシア、エブリー、ワゴンR
車の後部に装備されたスロープを引き出し、車イスのまま乗車が可能です。軽自動車から普通車まで豊富な車種のラインナップがあることが特徴でもあります。また、ご家庭や施設の方まで多くの方にご利用されています。スロープタイプは、車イスの方を乗車させるには、後部座席やセカンドシートを仕舞う事で車いすの乗車スペースを確保します。車イスの方が乗車されな時は、後部座席やセカンドシートは普通のシートとして利用できることから、利用方法も幅広くとても人気があります。
車イスに乗車されている方は、介助する側の想像以上に「車の乗り降りの時に怖さ」を感じられます。
必ず、お声かけを行って下さい。
万が一に備え、車イスや車両に頭部を守るヘッドレストの装着と正しいシートベルトの着用が出来ているかを出発前にご確認下さい。
①スロープを使って乗車、降車する際に車イスを動かす前に「動かしますよ」と一言添えるだけで、安心できます。
②乗車後、固定装置をロックした際に「動きませんね?緩みなどは感じませんか?」とお声掛け下さい。
③車の出発の際には「発信しますね」とお声掛け下さい。
ヘッドレストについて
車イスの方が乗車をされる際に、車両に車イスの方のヘッドレストが装着されていない場合がございます。その場合は、車イスに装着するタイプのヘッドレストがございますので、必ずご利用下さい。万が一の事故の際の怪我の予防になります。